パピュス氏の「Le Tarot des Bohemiens/ボヘミアンのタロット」(1889年発行)のタロットの挿絵(モノクロ)です。
この挿絵の元になっているのは、フランスで活躍していたオカルティストであるオズワルト・ウィルト氏(Oswald Wirth, 1860-1943)が、同じくフランスのオカルティストであるスタニスラス・ド・ガイタ氏(Stanislas de Guaita, 1861-1897)の指導で作成した、「Tarot Kabbalistique/カバラ的なタロット」(1889年出版)であり、元のカードは彩色されています。
このデッキは大アルカナ22枚のみで、小アルカナは作成されていません。
基本はマルセイユ版で、レヴィの説を取り入れており、ライダーウェイト版にもデザイン的な影響を及ぼしているようにも思えます。