1491年頃にイタリアで作成され、イタリアのソラ・ブスカ(Sola Busca)家が所有し、タロットカードでは78枚が揃っていることが確認できた最古のものだと言われています。
また、小アルカナの数札が、全て絵札として描かれたものとしても、おそらく初めてのものだと言われています。
タロットと枚数や構成は同じですが、大アルカナは、「0:愚者」以外は歴史上の人物の肖像と名前が書かれており、一般的なタロットとはデザインが異なります。
ちなみに、大アルカナの2〜19は古代ローマ人で、20,21は聖書に出てくるバビロニアの王だそうです。
小アルカナのスートは、他のタロットと同じように、貨幣、棒、杯、剣の4種類で、騎士、女王、王には名前が付いています。
オリジナルは、モノクロの銅板凹版印刷に、人手で彩色したものですが、現在入手可能なLo Scarabeo社の複製品は、オリジナルを模写したもので、細かいところに違いがあります。
このカードは、長いこと一般には公開されず、ウェイト氏の本文中でも参照されてはいませんが、1907年に大英博物館にて白黒写真による複製が作成されて公開されたので、ウェイト氏とパメラ嬢は、これを参考にして小アルカナをデザインしたのは、ほぼ確実であると言われています。
確かに、ライダーウェイト版には、これらに似たデザインのカードが、ちらほら見受けられますね。
神秘主義とは無関係な小アルカナには、ウェイト氏はあまり興味は持っていなかったようですので、パメラ嬢はこれらの図案を参考にして、自らの表現と解釈を取りまぜながら、小アルカナの絵札を作り上げていったのでしょうね。
貨幣のエース |
貨幣の2 |
貨幣の3 |
貨幣の4 |
貨幣の5 |
貨幣の6 |
貨幣の7 |
貨幣の8 |
貨幣の9 |
貨幣の10 |
貨幣の騎士見習 |
Sarafino [貨幣の騎士] |
Elana [貨幣の女王] |
R. Filipo [貨幣の王] |
棒のエース |
棒の2 |
棒の3 |
棒の4 |
棒の5 |
棒の6 |
棒の7 |
棒の8 |
棒の9 |
棒の10 |
棒の騎士見習 |
Apolino [棒の騎士] |
Palas [棒の女王] |
Levio Plautor [棒の王] |
杯のエース |
杯の2 |
杯の3 |
杯の4 |
杯の5 |
杯の6 |
杯の7 |
杯の8 |
杯の9 |
杯の10 |
杯の騎士見習 |
Tanabo [杯の騎士] |
Polisena [杯の女王] |
Lucio Cecilioir [杯の王] |
剣のエース |
剣の2 |
剣の3 |
剣の4 |
剣の5 |
剣の6 |
剣の7 |
剣の8 |
剣の9 |
剣の10 |
剣の騎士見習 |
Amone [剣の騎士] |
Olinpia [剣の女王] |
Alecxandro M [剣の王] |