We come now to the final and practical part of this division of our subject, being the way to consult and obtain oracles by means of Tarot cards.
さて、我々の主題である、この節の最終で実際的な部分、すなわちタロットカードにより神託を調べて得る方法の実例に来た。
というわけで、占いの実例紹介のコーナーです。
The modes of operation are rather numerous, and some of them are exceedingly involved.
作業の流儀は、かなり数多くあり、また、それらのいくつかは非常に複雑である。
現代においても、カードの展開方法とか意味の取り方というのは、人それぞれに違いますからね。
複雑というのは、入り組んで混乱しているという悪い意味もあります。
I set aside those last mentioned, because persons who are versed in such questions believe that the way of simplicity is the way of truth.
私は、最後に言及したそれら(非常に複雑な占い方)を、脇に置いておく。というのは、そのような質問に熟達した人々は、単純な方法が真実の方法であることを信じているからである。
非常に複雑な占いは、入門書であるこの本にとって、色んな意味で扱うのに値しないということですね。
真実というのは、もっと簡単でわかりやすい単純なものだと言いたいわけです。
I set aside also the operations which have been republished recently in that section of The Tarot of the Bohemians which is entitled "The Divining Tarot"; it may be recommended at its proper value to readers who wish to go further than the limits of this handbook.
私は、さらに最近再発行された「ボヘミアンのタロット」の章の中で「タロット占い」とタイトルをつけられている作業もまた、脇に置いておく。それはその適切な価値で、この入門書の範囲よりさらに進みたい読者に推薦できる。
『ボヘミアンのタロット』は、パピュス氏の著作ですね。
ここでは、結構な量の占い方法が紹介されていますが、入門者向きではないという判断なのでしょう。
I offer in the first place a short process which has been used privately for many years past in England, Scotland and Ireland.
私はまず最初に、イングランド、スコットランドおよびアイルランドで過去長年にわたり、密かに使用されている、簡潔な手順を提示する。
現代では、ケルティック・クロス・スプレッド(ケルト十字展開法)として知られている方法です。
これも、そう簡単な占い方法ではないんですけど、ウェイト氏は、これを簡潔な方法と言っていますね。
I do not think that it has been published -- certainly not in connexion with Tarot cards; I believe that it will serve all purposes, but I will add -- by way of variation -- in the second place what used to be known in France as the Oracles of Julia Orsini.
それは、カードに関連したものでは間違いなく、公表されているとは私は思わない。私は、それが全ての目的に役立つだろうと信じるが、しかし、私は、…変種として…二番目に「ジュリア・オルシーニのオラクル」としてフランスで知られているものを付け加えておく。
ケルティック・クロスは、現代では世界的に有名ですが、世界的に広めたのは、ウェイト氏、というか、この本のおかげで広まったということですね。
ジュリア・オルシーニ女史は、カード占い師として有名で、エッティラ系のカードを使った占いの本をいくつか書いています。