ライダーウェイト・タロット解説

Queen of Wands / 棒の女王



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The Wands throughout this suit are always in leaf, as it is a suit of life and animation.
「棒」は、このスートの全体を通して、常に葉をつけており、実はこれが生命と活気のスートであることを表している。

 ワンドのスートは、棒そのものよりも、棒に付いている葉の方が重要な意味を持つんですね。
 トランプカードのクラブも、「こん棒」という意味ですが、こちらも葉っぱのデザインです。

 なにはともあれ、「棒は生命と活気のスートである」というのが、重要ポイントですね。←ここ、試験に出ます!

Emotionally and otherwise, the Queen's personality corresponds to that of the King, but is more magnetic.
感情的にも、その他の面でも、「女王」の個性は「王」のそれに相当しているが、より強く人を惹きつけている。

 女王は王に匹敵する能力を持つ上に、さらに魅力的であるって、なかなか才能ある女性ですね。
 でも、magneticな魅力は、charmingの魅力とは、ちと違います。
 とりたてて美人というほどではないけど、人間的な不思議な魅力にあふれていて、まわりの人から好かれている人という感じかな。

 この黒猫も、チャームポイントの一つですよね。
 おそらくは、「棒の王」=強いライオンと対比させた、「棒の女王」=魅力的な猫、だと思います。
 黒猫を連れた魔女みたいにも見えますけど、魔女的な要素は、あまり無さそうです。

Divinatory Meanings: A dark woman, countrywoman, friendly, chaste, loving, honourable.
占いの意味(正位置):ブルネット(もしくは浅黒い肌)の女性、地方の女性、親しみのある、貞節な愛情のある、高潔で尊敬すべき人。

 意味としては、「棒の王」とは、性別が違うぐらいで、ほとんど同じです。

If the card beside her signifies a man, she is well disposed towards him; if a woman, she is interested in the Querent.
彼女のそばに置かれたカードが男性を示している場合、彼女は彼に好意を持っています。女性のカードの場合は、彼女は質問者(被占者)に興味を持っている。

 「beside/そば」というのは、一連のカードの並びにおいて、隣のカードということですね。男性のカードは、王、騎士(、あるいは騎士見習)のコートカードになります。
 女性のカード(女王)隣にある場合は、質問者に対して「興味、好意、関係」があると見ます。
 なお、数札(Ace〜10)は、人物が描かれていても、その性別にはあまり意味はありません。

Also, love of money, or a certain success in business.
さらに、金銭への愛着心、あるいは仕事上での確実な成功。

 仕事で成功しようと思えば、お金は大切にしないといけませんよね。

Reversed: Good, economical, obliging, serviceable.
逆位置:よい、経済的、親切、世話好き。

 経済的というのは、家庭内では「無駄遣いをしないしっかり者」という感じですね。
 まあ、そんなに悪いイメージではないです。

Signifies also--but in certain positions and in the neighbourhood of other cards tending in such directions--opposition, jealousy, even deceit and infidelity.
また、しかしながら、ある(カードの)一定の配置において、そのような(悪い)方面へと向かう他のカードの近隣にある中では、対立、嫉妬、さらに策略(詐欺)および不信(不貞、背信)などを、意味する。

 逆位置の場合、正位置と似た意味となる場合もありますが、ちょっとしたことで、全く逆の意味を持つことになります。
 何にしても、逆位置の傾向にある人と付き合う時は、要注意ですね。


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