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Her right hand raises the weapon vertically and the hilt rests on an arm of her royal chair; the left hand is extended, the arm raised; her countenance is severe but chastened; it suggests familiarity with sorrow.
彼女の右手は垂直に武器を掲げ、そして、剣の柄は彼女の女王の椅子の肘掛けに置かれている。左手は広げられ、腕は上げられる。彼女の表情は厳しいが、抑えられている。それは悲しみを熟知していることを示す。
文章には書かれていませんが、左手首には数珠（ロザリオ）が描かれています。
彼女は敬虔な宗教者なのでしょうか。それとも身近な人の死を意味しているのでしょうか。
It does not represent mercy, and, her sword notwithstanding, she is scarcely a symbol of power.
それは慈悲を表していない。そして、彼女の持つ剣にもかかわらず、彼女はおそらく権力の象徴ではない。
残念ながら、何らかの理由で冷徹となった彼女の心には、慈悲や人情というものは残っていません。かといって、情け容赦の無いということでもありません。剣の王と同様に、理性的な面もあります。ただし、彼女の手には、実際の権力は無いということですね。
たぶん彼女の夫は、「剣の王」であり、権力争いに巻き込まれて死別したと考えられます。
そして、彼女は、今は女王としての地位はありますが、その権力は、もはや無いということでしょう。
Divinatory Meanings: Widowhood, female sadness and embarrassment, absence, sterility, mourning, privation, separation.
占いの意味（正位置）：やもめ暮らし、女性の悲しみと困惑、不在、不妊（不毛）、悲しみ、欠乏、離別。
正位置であるのに、あまり良い意味は持ちません。
女性と剣という取り合わせは、たとえ正しい生き方をしていても、あまり幸せをもたらさないということですね。
Reversed: Malice, bigotry, artifice, prudery, bale, deceit.
逆位置：悪意、偏見、策略、潔癖、不幸、詐欺。
逆位置だと、さらに悪意を持つということになりますね。
